トロキアの爪痕

好きなものを好きと言いたいだけ

虎者2021感想戦 御園座12/8昼

走馬灯は絶対に虎者2021ショータイムがいいです。よろしくお願いします。

 

お久しぶりです。行ってきたので感想を書きます。

毎度の如くネタバレと読みやすさには一切配慮しておりません。ご了承ください。

感想戦ということで、私自身の最悪な感想と思想と性癖(※誤用)が全開になっています。大人向けの記事だよ!

 

 

昨年、一昨年の虎者はご用意されず見れていないので予備知識ゼロで見に行きましたが楽しかったです。

ひとつだけ後悔というか、松田リマさんをちゃんと予習していけば良かったと……不意打ちで可愛いイケメンのお姉さん食らわされて恋に落ちてしまった……

3年分の運なのか人生でも指折りの良席だったので本当に目の前で踊ってた、なんなら演者出てきた瞬間いい匂いした。インパクにバニラの匂いの香水付けてる人いるでしょ?!

TravisJapanはみんな体格がしっかりしているから力強くて「生身の人間」の生命力を感じた。特にうみしずは背もあるから「人間の男性」って感じでハワワ……となった。でも赤組衣装のちゃかちゃんはなんだかすごく小さくて華奢で妖精さんみたいだった。あとうみんちゅさんは顔が小さすぎやしないか?何頭身なんですか?

IMPACTorsはめちゃくちゃかっこいい普通の男の子って感じで、思った以上にみんな楽しそうに踊る人だったのが印象的だったのと、全員リアルで見た方がかっこよかった。なんか物理的にリアルのほうがかっこいいな?と思ったのは椿さんと横原さんなんですけど、さっき少クラ見てたらこれよりかっこいいって何だよ……となりました。

蛇足。基本的にアイドルやダンサーというのは生で見たほうが良い(やってる本人が目の前のお客さん見てたほうが楽しいというケースが多いので生き生きしてる)ものですが、最近のトラジャ見てるとだんだん舞台上と画面内の輝きの乖離が少なくなってきたなぁと思います。ていうかさっき先週の少クラのBBB見て思いました。クオリティを保証するという意味ではそれがプロのあるべき姿なんでしょうね……担当がどんどんプロになっていく……とは推し始めてからずっと思っています。

 

全体的にアクション映画ならぬアクション舞台でしたね、トランポリンとか殺陣とか。でもトランポリンはかっこいいより怖いが勝ってしまった(特に1回目の方)。あの高さは命に関わる……下手すりゃ目の前で推しが死ぬの無理だよ……モウヤダヨォ……2回目の方はストーリーともちゃんと絡んでたしプロジェクションマッピングの演出もあってスゲ〜!が先に来たんですけどねぇ。ぴえん。

 

【ショータイム】

本編より先にショータイムの話します。なぜなら最高だったことしか分からなくて書くことがないからです。

千年メドレーにしーくんがいなくて、私が入った回だけなのか前からなのか分からないんですけど、すごい自然にカバーしててプロってすげぇなと思いました。

夢ハリのマッピングも洒落てて素敵でしたね、良席だっただけにマッピングはあんまり堪能しきれてないんですけど。劇場のドア開けたらステージ、みたいなシーン(たぶん落ちサビ)めちゃくちゃ夢の国だった。

Together nowの最後のちゃかちゃんのロングトーンの安定感が増していて……しかも元々の音からさらにファルセットで音上げる小技を獲得しており……宮近さんにそこまで歌が上手い印象を持っていないので、毎回新鮮に「オイオイオイオイ歌がうめぇな?!」とビビってしまう。3年くらい前ならともかくもう立派に歌える側の人なんだから私はいい加減に認識を改めろ。はい。

あとはもう、The Showだけでいいからもう一回見たい。2番の新しい振り付けが大好きというのと、トラジャ以外のキャストさんがみんな出てきて一緒に踊るのが良すぎた。The Showって曲自体がショービジネスに生きる人間の歌だと思っている節があって、そしてそれは演者全員に当てはまることなので……あの……この曲のために円盤化要望を出しました。お願いしますみなさま協力してください……円盤化を……円盤化を諦めない絶対にだ

 

【ストーリー】

ストーリーに関しては結構重めで、普通に人が死ぬし「殺せ」とか言ってるしサクサク裏切るし思想が強いし、かなり大人向けの舞台だろうと思いました。トラジャのファン層を考えたら適任というか、この内容を他のグループ主演でやってもあんまりウケんだろうな感。

朱雀のクソ親父は極端な話「全員平等に絶望してれば争いとか起こらないから平和でええやん」という思想の持ち主で、一応平和を目指しているという意味では悪人ではないんですよね。ちょっと前にテレビで見た宝塚の『フォルティッシッシモ』のナポレオンを思い出しました。「私の辞書に絆という文字などない」みたいなセリフあったし、最終目標はいいんだけど手段がちょっとな……みたいな点で意識してるのかもしれないなぁとか。悪人かどうかという点で言うなら、ハヤブサ(新くん)のほうがよほど純粋な悪人かと。まぁ自分の妻と娘を手にかけてる朱雀は救いようのない悪ではあるんですが、弟子である虎者たちが善人に育ったのを見ると性根からのクソ野郎ではないような感じがしますね。ギリ。

トラジャと善と悪ってことで2016年応援屋の話を引っ張り出すと、あれはデジタルボーイズ(悪役トラジャ)が改心して更生して解決したじゃないですか。ンな簡単に改心しないだろ!とは思いますが、勧善懲悪で綺麗な終わり方ではあった。

それに対して今回は最初「カゲロウもきっと改心するだろう」とか言ってたのに最終的にハヤブサぶっ殺して「まだ戦いは終わらないようだな」で完全に戦闘態勢で終わってるんですよね。虎者たちも暴力という手段を取っているし途中で影虎(?)たちが使ってた刀を奪う描写もあったりして、結局悪の魔王であるところの朱雀が育てた子だから100%の善じゃないんだろうな……と思わなくもないです。平和とは……真の平和とは一体……人間とはいったい……(深淵)


 

【カゲロウ(松田リマさん)・IMPACTors】

カゲロウの姉貴に本当に恋してしまったんですがどうしたらいいですかね。序盤で椅子にされてたアンサンブルの方が心底うらやましいんですが。

可愛くて美人で気が強くて、戦闘も強いし男と並び立ってるんだけど「女」であることは捨てないどころか誇りを持って武器にしている女、大好きなんですよ。ヒプマイの中王区みたいな。好きな女そのものだった。割と小柄だけどスタイルがよくて、胸あるのに腰細いしお尻小さいしなりたい女すぎる……ウッ……カゲロウの姉貴……

裏切られてからのカゲロウは健気というか善性が表に出ているけど、「必ず殺してくれ」って言って死んでいってるし、改心したというか根本的な倫理観が変わったわけではないのが最高ですよね。一応そのクソ親父の弟子で敵のあなたのことも殺そうとはしてなかった人たちに殺させるんですか、という。

松井さんからカゲロウへの「『寝首を掻いてもいいんだぞ』、だったか? ギャハハ」みたいなセリフ、言い方が本当に下劣で(めちゃくちゃ褒めています)、それはもうそういうやつじゃん……!!と思ってしまった。懺悔。カゲロウの姉貴への好きと松井さん(本人)へのそういう悪役ができるアイドルだ!という好きと松井さん(役)へのコイツぜったい女ヤリ捨てするじゃん!という好きで情緒がめちゃくちゃになった(?)。どうしてくれるんだ。

ハヤブサ(新くん)の「いい情報がある、耳貸しな」みたいなセリフ良かった。好き。

 

【TravisJapan】

まずひとつ言わせてもらいたいんですけど、飛んできた矢文を素手で掴んで止める宮近海斗さんは何者なんですか?

赤組と青組に分かれるところのそれぞれの曲、分かるそのメンツならそうだよな!って感じで良かった。松松宮近の赤組はラップ調でヒップホップ系、のえしめしずうみの青組はウェーブ多めの柔らかい感じで。解釈一致。うみしめの色っぽさアレなんなんですか?分からないんですけど色っぽいということだけが伝わってくる。なんだろうアイソレなのかな~~……うみんちゅがああいう曲でやる腕で目元隠して腰突き上げるやつが本当に好きです。一番色っぽいと思う。

ノエルが捕まって拷問されて殺されるシーン(誤解を生みそうな表現)、不謹慎ながらたいへん興f……良かった。後ろから絞められるような形で首に刀突きつけられたあと解放されて咳き込んでる姿にたいへん興f……テンションが上がった。殺される(死んではない)直前に2人に腕つかまれて磔みたいにされてる姿にたいへん以下略。

カゲロウの姉貴に前髪掴まれて「そうしていると虎というより猫のようだな、可愛い可愛い仔猫ちゃんだな♡」(意訳・ハートはさすがに幻聴)って言われてて……たいへん……もう……どうしてくれるんですか!? 残りの6人はそのあと朱雀に「ノエルを欠いた虎者など猫の集団のようなもの」みたいに言われてて、あとから思うと罵倒のレパートリーが親子ですね。

ノエルが死んだと聞かされた時とか朱雀が黒幕だって分かった時とかの宮近さんの「テメェ殺してやる」という静かな憎悪と殺意に満ちた顔が本当に本当に最高で……なんなら最後の方の「俺ら7人で虎者なんだ!」みたいなハッピー台詞の時の表情よりも殺意顔の方が好き。激ヤバハード振り付け踊ってるときとか、踊り続けてさすがにちょっと疲れているときとか、殺意を抱いている(演技)ときとかの宮近海斗さんの表情からしかとれない栄養があるんです。信じてください。

あと、ノエルは死んだのくだりで1番に「嘘だ!」って言うのがしめちゃんなのいいな〜って。記憶違いかもしれないけど。あと普段ファンを生きてるだけで褒めてくれるのえるさんに「生きてくれてるだけでいいよ」って言うのがうみんちゅなのも良かったな。捕まった時に「必ず助けに戻る」って言ったのもうみんちゅだったし、情に厚い役なのかも。二手に分けるときにげんげんが反対していたり(結果論とはいえ正解の判断をしている)、謝るのえうみに「もう過ぎたことだろ」っていうのがまつくだったり……役とかセリフって当て書きでしたっけ、だとしたら脚本家さんと解釈一致で良すぎるな~~!!

基本的にずっと宮近さんを見ていたんですが、角度的に見えないときとか遠いときとか他のメンバー見ると誰を見ても当然のようにダンスが上手くて(そりゃトラジャなんだからそう)。うみ・しめは先述の通りですし。のえるさんの動きは本当に舞台映えしますね。終盤のノエルvs多数のシーンとか綺麗でびっくりしちゃった。綺麗なのは知ってたけど、その手前までずっとタッグバトルだったのにいきなり1人になって見劣りしないんだもんなマジで凄いよぉ……

あと今日なぜか松松の見分けが全然つかなくてずっと松倉だと思ったら松田だったし松田だと思ったら松倉だった。そんなに顔似てないのになんか似てますよね松松。

朱雀の虎者に対する「最初はいがみ合って仲悪かったのに絆が芽生えて完成されたな……」みたいなセリフ(意訳)、たぶん2019・2020版の話なんだと思うんですが見てないので、TravisJapanそのものと重ねてしまってちょっと感慨深かった。仲悪かったエピソードなんて松松加入以前どころか大体2015年以前のような気がしますけどね……

 

 

 

 

とりあえず今思い出せることと考えられることをまとめておきました。

パンフレットが届いたらまた考察ブログを書くかもしれないし書かないかもしれない。

 

円盤化よろしくお願いします!!!! みんな要望を出してくれ!!頼む!!!!